被災者支援プロジェクト

〜東日本団震災復興支援のために〜


私共NPO法人トータルケアセンターでは、この度の東日本大震災で被災された方々に対し、物資の配給や子どもを対象としたイベントの開催等の活動を行って参りました。被災地での活動を通じてあらためて痛感したことは、今回のように大規模な自然災害の際には、心身にハンディキャップを抱えた人々やそのご家族に対しては、いっそう手厚いフォローが必要であるということです。そこで、今後は障がい者支援団体としてこれまでに培ったノウハウと現地での支援活動における経験を生かし、被災地における障がい者の支援を中核とした様々な活動に力を入れていきたいと考えています。そして、日頃から心身にハンディを抱える仲間と共に歩んできた私達だからこそできる支援を追求し、決して一過性で終わらせることなく、復興を成し遂げるその日まで継続的に活動を行っていきたいと考えています。


目次


  1. NPO法人トータルケアセンターとは
  2. これまでの活動実績
  3. 活動の所感と課題
  4. 今後の活動計画
  5. 復興の日まで、確かな足どりの支援活動を。



NPO法人トータルケアセンターとは

代表ご挨拶:NPO法人トータルケアセンター代表 安間孝明


平成16年の設立以来、今年で7周年を迎える特定非営利活動法人「トータルケアセンター」は、静岡県浜松市で障がい者の就労支援と生活支援を行っている団体です。


命も、時間も、出会いも、すべて与えられたもの・・・ そのひとつひとつを大切に歩んでいこうという想いから 私達の活動は始まりました。 たとえどんな困難も、それ天が与えられたものとして前向きにとらえ、 助け合って前進していこうというのが私達のポリシーです。


立ち上げ当時の2年間は、全てボランティアのスタッフで運営していましたが、現在は静岡県より事業指定を頂き、 約20名のスタッフが在籍し、70名あまりの障がい者の方々の支援を行っています。


具体的な事業内容としては、浜松市内の4ヶ所にカレーショップを構えて就労支援を行い、同時に市内5ヶ所でグループホームを運営しています。また、浜松市役所の障がい者チャレンジドショップ「わ」や静岡県庁のショップにおいてもオリジナルのカレーを販売させていただいています。


日頃の活動を通じて様々な分野の方々と出会い、想いを共有しあえるネットワークも広がりました。今後も人と人とのつながりを大切にしながら、 型にはまることなく私達ならではの活動を推進し、 仲間の輪を広げていきたいと考えています。


法人概要


  • 名称        特定非営利活動法人「トータルケアセンター」
  • 住所        静岡県浜松市北区三方原町2041の3
  • 代表        安間 孝明
  • 設立        2004年9月16日
  • スタッフ数     20名
  • 支援対象者数 70名

【事業内容】   障がい者を対象にした下記の各支援活動


  1. 就労支援   無農薬野菜づくり、天然国産蜂蜜等の安全食品の販売、カレーや焼き菓子などの製造及び販売
  2. 生活支援・・・浜松市内5ヶ所におけるグループホームの運営
  3. 相談支援・・・一般・自立支援相談、プリマリタルカウンセリング等
  4. 移動支援・・・福祉有償運送の実施

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これまでの活動実績

実績2
  • 支援物資の募集・配布
  • NPO法人トータルケアセンターでは東日本大震災以後、直ちに関係者の皆様に声を掛けて救援物資を募り、支援物資回収センターを開始。集まった物資を東京のボランティアグループと協力して、5回に渡り東北地方の各避難所に運びました。 【支援物資の主な品目】 懐中電灯、非常食、カップめん、缶詰、菓子、歯ブラシセット、おむつ、生理用品、ミルク、携帯トイレ、ホカロン、マスク、次亜塩素水・・等。   実績3
  • オリジナルのカレー600食分を無償提供
  • 4月2日、15日に岩手県陸前高田市において当団体で製造しているカレー600食分を東京のボランティアグループと共に移動販売車で無償提供。同時に支援物資も支援センターに搬入しました。  
  • 陸前高田市におけるキッズフェスタの開催支援に参加
  • 5月3日、陸前高田市立広田小学校及び第一中学校の避難所において「陸前高田キッズフェスタ」を協力団体、キックバックカフェスタッフとボランティアが開催。スタッフが忍者の装束を身に纏い、子ども達と一緒にカラーボールゲームや射的ゲームなどで遊びました。避難所のボランティア担当の方から、「こんなに皆が喜んで参加したイベントは久しぶりです。」との感想をいただきました。当法人では、ある支援者より「災害支援に役立てて下さい。」と頂いた車で、物資を搬送し、合流参加。 実績1これらの活動に対し、陸前高田市の戸羽太市長より、お礼状を頂戴しました。  
  • 石巻の避難所でのコンサートに記録係として参加
  • 災害発生から6日目に支援に駆けつけた友人が主催する石巻の避難所でのコンサートに記録係として参加する。 【バーベキュー】 避難所の外では、バーベキューが行われ、多くの方に焼きたての肉が振舞われた。
  • 被災した障がい者施設を訪問
  • 宮城県亘理市地球村を訪問し、必要な支援を伺いました。この施設では、支援員のボランティアさんの援助によって運営が再会されたばかりでした。仙台市浜まどかでは、新築4年目の施設が津波により崩壊。メンバーさんは、全員無事でしたが、保護者への連絡掲示に戻った支援員さん2名が津波飲まれました。1人は、自力で泳ぎ切り、1人は犠牲になりました。仮設の作業所を借り、作業再開。まゆ玉で「福幸だるま」を作っています。
  • 障がい者施設の製品販売を展開
  • 仙台セルプさんの協力により、東北地域の施設の商品を仕入れました。チャリティーイベントの協賛やイベントでの販売を展開。当法人では、長期的復興支援の一つに製品販売を手掛ける。
  • 被災地障がい者センターで相談支援
  • 静岡県作業所連合会・わを通じて、相談支援に参加します。岩手の被災地障がい者センターに数日間、入ります。


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活動の所感と課題



東北地方から遠く離れた「浜松」という一地方都市でありながら、迅速かつ適切な支援が行えたのは、日頃の障がい者支援を通じて東京をはじめ全国各地に想いを同じくする人々とのネットワークが確立されていたからです。また、これまでの活動を通じて、被災地支援における下記の重要ポイントを見出すことができました。



  1. 東北まで往復できる手段を確保すること
  2. 物資の受け入れ体制と配布体制を確立すること
  3. 日ごとに変化する現地のニーズをしっかりと把握すること
  4. 一過性に終わらず継続が可能な支援スタイルを確立すること


トータルケアセンターでは、現在、上記の課題に対する対策として、

  1. ⇒運搬支援をしてくださる人・団体の募集、
  2. ⇒支援物資回収センターの設立とさらなるセンター開設の協力呼びかけ、
  3. ⇒被災地で求められている品目を明確化した物資の募集、 に取り組んでいます。
  4. ⇒そして、継続を踏まえた支援スタイルの確立に対しては、今後次に挙げる活動に取り組んでいきたいと考えています。


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今後の活動計画

~被災地の障がい者支援を中核とした復興支援~

トータルケアセンターでは、これまでの物資配給支援に加え、今後は、障がい者支援団体としてのノウハウと被災地での支援体験を活かし、被災地における障がい者の支援を中核とした独自の活動を展開していく方針です。

活動コンセプトとしては、

●被災者の方々の心を癒し励ますための文化活動

●被災地域における授産所の活動支援 を掲げ、取り組んでいきます。

 

具体的な活動内容としては次に挙げる3つのステージの実現を推進します。

 

STAGE1.無料映画上映会の開催

日頃の障がい者支援活動を通じて交流が生まれた映画の製作・配給会社「現代ぷろだくしょん」の映画作品を、被災者の方々の心を癒し励ますための文化活動の一環として被災地にて無料上映します。

現在、岩手県陸前高田市内の避難所2ヶ所及び岩手県大船渡市のホテル1ヶ所にて無料上映会開催の準備が進行しています。岩手県を皮切りに、以後は各県被災地に赴く準備を進めていきます。

●上映予定作品

① 石井のおとうさんありがとう

2004年公開。監督・製作総指揮:山田火砂子。出演:松平 健 永作博美 辰巳琢郎

あらすじ:日本最初の近代的な岡山孤児院を設立し、児童福祉の父と呼ばれた石井十次の生涯。

 

② 筆子・その愛 -天使のピアノ-

2007年公開。監督・製作総指揮: 山田火砂子。出演:常盤貴子 市川笑也 加藤剛 渡辺梓

あらすじ:日本初の知的障害児施設「滝乃川学園」を創設し、障害児教育・福祉の先駆者と呼ばれた石井筆子の生涯。

 

③ 大地の詩

2010年公開。監督・製作総指揮:山田火砂子。出演:村上弘明 工藤夕貴 さとう宗幸

あらすじ:「北海道家庭学校」を設立し「不良少年の父」と呼ばれた留岡幸助の物語。

 

●映画制作・配給会社『現代ぷろだくしょん』

テレビ番組「裸の大将放浪記」の製作で知られる映画プロダクション。代表及び映画監督を務める山田火砂子自身が社会福祉に強い関心を寄せていることから、近作のほとんどが福祉を題材にしたものとなっている。また、近年の作品の多くが文部科学省あるいは厚生労働省、全国PTA協議会など公的団体の推薦作品に推挙されている。

 

STAGE2.TV番組の制作及び放送

 

●番組の概要(詳細の構成表別紙添付)

番組パーソナリティが被災地に赴き、被災地域で様々な困難を抱えながらも明るく前向きに働く授産施設の人々の姿を楽しい雰囲気でリポートすると同時に、そこで生産している物品(例:三陸ならではの特産物を利用した加工食品等)を紹介し販売促進につなげる。

●制作及び放送の方法

上記の内容の30分番組を制作し、静岡県内の地元放送局にて放送する。制作にあたっては番組に賛同いただけるスポンサーを募り、番組中CMの放送を条件に提供一口25万円・協賛1口10万円で要請する。

<放送プラン>  別紙参照

 

●番組の目的

被災地の支援を行いたいと考えている人々は数多いが、その方法がわからず戸惑っている人々も少なくない。そこで、当番組では募金や物資の提供以外に、被災地の授産施設で生産している物品を購入することも大きな支援につながることを示唆し販売促進につなげる。同時に、番組を視聴した結果この活動に賛同し協力いただける仲間を募る。

 

●主旨にふさわしいパーソナリティの起用

当番組のパーソナリティとして、ロハスデザイン大賞2011(http://www.lohasclub.jp/)の「ヒト」部門にもノミネートされているタレントの茶谷恒治(ちゃたにこうじ)氏を起用。茶谷氏自らが支援活動に積極的に取り組んでいることから、被災地の障がい者との自然なやりとりを通して心温まるリポートを行うことで視聴者にいっそう想いの伝わる番組演出を目指す。



茶谷恒治 Kohji Chatani



茶谷氏はソーシャル芸人、福祉施設商品ソムリエ、音楽家、音楽療法士として幅広く活躍。全国版のメディアにも数多く登場している。全国の福祉施設から良品を集めた『にぎやかな風』の店長を務めた後、今年の4月からは東北の福祉施設から商品を買い取って東京・愛知・大阪で販売する活動を開始。そのほか、福祉ショップの設立支援や福祉施設の先進事例を楽しく紹介するDVDの製作、ソーシャルファームの設立などに取り組んでいる。

 

STAGE3.支援サイトの確立

STAGE2のTV番組の受け皿として、以下を目的とした支援サイトを立ち上げ運営する。

●支援物資の募集

●被災地の授産施設の製品紹介

●フェアトレード的なショッピングサイトの確立

●活動サポーター及びスポンサー募集

また、今後の様々な活動内容や現地の情報も随時更新し積極的に紹介していく。



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復興の日まで、確かな足どりの支援活動を。



実際に被災地に赴いた際、どんな困難も天から与えられたものとして冷静に受けとめ、未来に向かって前向きに生きようとする被災地の人々の姿から私達は大きな感銘を受け、人として多くのことを学びました。



そして、復興を遂げるその日まで確かな足どりで支援活動を行っていこうという決意を新たにしました。



今後も、被災者の方々のニーズに迅速かつ的確に対応し、被災地における障がい者への支援を中核としてトータルケアセンターならではの活動を展開していく所存です。



しかし、被災者の方々に対するこれらの支援活動は、皆様のご理解とご賛同なくしては実現し得ません。私達の活動に対し何卒ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。



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